コラム【半泊教会】
こんにちは。「五島引越し便」ブログ担当、五島列島福江島在住のKです!
みなさん、どげん過ごしちょっかな〜?
(みなさん、いかがお過ごしでしょうか〜?)
さて今回は、福江港・福江空港から車で約30分の場所にある、半泊(はんどまり)教会を紹介します。
10数年ぶりに半泊教会に向かう
半泊教会は福江島の北東部にあります。
記事執筆にあたって私も10数年ぶりに足を運びました。向かう途中、狭いくねくね道を通るので対向車が来ると「あっぱよーっ!(驚いた時に出る言葉)」とヒヤヒヤしながら運転しました。
以前は見かけなかった猪の仕掛けもびっしゃ(たくさん)目にして、
この辺りも一気に猪が増えて、猪の害で困っているんだな〜と実感しました。
半泊教会は、教会建築の父と言われる「鉄川与助」の作と伝わっていて、用材の杉材は中五島から運んだそうです。建物の外観は、一見すると民家のように見えますが、屋根の上にある十字架を見るとはっきり教会だと分かります。
内部は白色と水色に塗られた柱や天井、壁などが目を引き、素朴ながらもとても可愛らしい印象を受けます。折上げ天井で三廊式床、引違い窓のステンドグラスの質素な作りで、天井には椿をモチーフにした飾りもあり、五島らしい教会です。
ぜひみなさんも五島にお越しの際は訪れてみてください。
半泊(はんどまり)の歴史について
江戸時代、キリシタン弾圧から逃れるために、長崎の大村藩から移住してきた数家族が福江島北西部の小さな浜に上陸しました。しかし土地が狭くて、全員が住むには無理があったので、半数がこの地に住み、残りの半数は三井楽(みいらく)方面へ移動しました。そのことから、この集落は「半泊」と言われるようになりました。
半泊集落で教会の建築が計画されたのは1920年(大正9年)で、アイルランドからの浄財が建築資金にあてられることになりました。信徒たちも貧しい生活のなかで奉仕作業に精を出し、工期3年をかけて1922年(大正11年)に完成!ぶじ献堂されました。
九州最西端の場所にある五島列島は、毎年台風や大雨による自然災害にさらされてきました。献堂から5年後、信徒たちは台風などの天災から教会を守るために、半泊海岸の石を集めて教会正面に石垣を積みました。その後も修復工事などがなされて1970年(昭和45年)には敷地の周りにブロック壁を設けるなどして、大切に守り維持され、現在に至っています。
五島列島へのお引越しは五島引越し便のアイランデクスへ!
今回は福江島の半泊教会を紹介しましたが、「半泊は、うんも、ざぁあまに、きれかとよ〜。(海もとても綺麗ですよ〜。)」この場所でゆっくり海を眺めるのもオススメです!
五島列島には福江島・久賀島・奈留島・若松島・中通島を中心に、たくさんの島があります。
五島に移住やお引越しをお考えの方、ぜひ一度五島に遊びにこんかな〜〜。
(遊びにきてくださいね〜〜。)
お引越しや移住の際はぜひ五島引越し便のアイランデクスにお問い合わせください!
また、アイランデクスは福江島にてシェアハウスの運営もしております。お引越しの前段階として、短・長期滞在などのご相談もお気軽に受け付けております!
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