福江島コラム【お盆の風物詩:チャンココ踊り】
こんにちは。「五島引越し便」ブログ担当、五島列島福江島在住のKです!

まいひまいひ、あったかね〜。(毎日暑いですね。)
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
五島列列島は、福江島・久賀島・奈留島・若松島・中通島の5つの島を中心に、約140あまりの島からなっています。夏休み真っ只中の五島列島には、観光客が多く訪れますが、同時にこの時期は帰省客も多いです。
今回は、福江島のお盆の風物詩「チャンココ踊り」(県指定無形文化財)をご紹介します。

チャンココ踊り
この踊りは、旧福江市発祥の地と言われている、大津(おおづ)の町に古くから伝わる念仏踊りです。名前の語源は「チャン」が鉦の音、「ココ」が太鼓を叩く音だと言われています。
十数人の青年団が飾りをつけて、紅白の布をたらした花傘をかぶり、腹に黒帯、腰にミノをつけ、太鼓をかかえ、「ドン」と呼ばれる指揮者に合わせ「オーモンデー オーモンデー オナイミョーデ サッサエ」と唱えながら踊ります。
「愛し君よ 若き君よ 一目なりとも逢いたい見たい」の意味で、お盆の3日間、初盆の家の前やお墓、商店街でも踊られます。
チャンココに似た念仏踊りは島内各地にあって、三井楽町の嵯峨島では「オーモンデー」富江町では「オネオンデ」玉之浦町では「カケ」という名前で踊られています。
これらの念仏踊りは、毎年殿様の前で演じていたために、それぞれに趣向が凝らされ踊られました。

お菓子の「ちゃんここ」
そして、このチャンココ踊りは、五島の有名なお土産の名前にもなっています。
五島銘菓「ちゃんここ」(治安孝行)

粒あんを餅で包んで、きなこをまぶしたお菓子で、子供の頃から大好きでした。きなこがふんだんにまぶされているのも嬉しかったです。

「ざまにうまかけん、いっぺん食べてみらんね〜。」(とても美味しいから、一度食べてください〜。)
お墓での花火!
そして五島のお盆といえば、夕方からお墓に行き提灯を灯します。
その後はお墓での花火です!初めて聞く方にはびっくりされますが、五島だけでなく長崎県全体の風習なんだそうです。


花火はお墓参りの醍醐味です!
小さい頃は、お墓に行く前におもちゃ屋さんで、手持ち花火、ロケット花火、爆竹、打ち上げ花火などを大量に買ってからお墓に行くことが楽しみでした。
近くの他のお墓から爆竹の音が聞こえて「あっぱよー!」となることもしばしば。
※あっぱよー(驚いた時に出る言葉)
パラシュート花火のパラシュートが落ちてくるのを、追いかけたこともいい思い出です。
最近では、暗くなるまでお墓に残ったり、花火をする子供も少なくなって、寂しさを感じていますが、島外から帰省した親戚や友人に会えたりするので、毎年お盆を楽しみにしています。
五島列島にお引越しや移住をお考えの方、五島はよかとこばい。(五島は良い所ですよ。)
ぜひ五島で風物詩を感じてくださいね。

五島列島へのお引越しは五島引越し便へ
この記事では五島のお盆についてコラムを書かせていただきました。大迫力のチャンココ、ぜひ一度観にいらしていただきたいです。
五島列島へのお引越しや車両輸送をお考えの方は、ぜひ五島引越し便のアイランデクスにお問い合わせください!
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