福江島コラム【カッパ伝説】

こんにちは。「五島引越し便」ブログ担当、五島列島福江島在住のKです!

五島列島の中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島、そのほかの島にはたくさんの伝説、昔話があります。その中でも今回は「河童」伝説をご紹介します。

ガータロー

五島では河童のことを主に「ガータロー」と呼んでいます。

漢字では「河太郎」と書きますが、五島の各地域によって少しづつ呼び名が変わり、「ガータロー」以外には「ガアタロ」「ガッパ」「キャタロ」「ガッパドン」などさまざまな呼称があります。

大きいもので背丈が1メートルくらいと言います。頭に鉢があり、その中の水がなくなると力が弱まって、神通力も失うそうです。

また五島のガータローはいたずらや相撲が好きで、さらには狐のように人に憑いたり、腕が抜けやすいという特徴があります(カッパは甲羅の中で両腕が繋がっているそうです)。

ちょっとした水の流れがある場所や、干あがっているような小川など、島の至るところにすんでいて、各地にたくさんの話が残っています。

一般的に河童は人をだましたり、人の持っている食べ物、とくに魚を盗んだりすると言われています。もし河童を見つけたら、河童よりも先に声をかけましょう。さきに見つけて声をかけた方が勝ちで、河童はあわてて逃げていくそうです。

中にはとてもおとなしく可愛い河童もいたようで、あるおばあさんは、よく河童と愉快に酒盛りをしていたそうです。

スタッフK
スタッフK

ばえ〜みじょかガータローもおったったいね〜!
(へぇ〜、可愛い河童もいたんだね〜!) 

大円寺川の水神社

画像:大円寺公園(通称:かっぱ公園)の火消しの河童

福江島の大円寺川の水神社は、消防の神として有名です。河童を祭っていて、前面の深渕には五島中の河童の大将が住んでいると言い伝えられています 。

火消し河童

次のような話もあります。

享保8年(1723年)、五島家の江戸屋敷が類焼したので、時の藩主・26代五島盛住(もりよし)は、火の用心のため大円寺川水神の分社を江戸の屋敷内に建てました。

その後、隣屋敷の小田原藩主大久保家に火災が起こり、五島邸に火が燃え移ろうとした時、とつぜん五島邸内よりたくさんの火消しが現れ、またたく間に火を消してしまいました。

その火消しは人間ではなく、水神社の河童であったのです!このことが江戸中の評判となり、参拝者が急増したそうです。五島邸は参道を広くし「水天宮御守」を作ったところ、これが飛ぶように売れ、藩の財政を助けたと言われています。

カッパの監督

なお、大円寺川の水神に属する河童は、人をだましたり物を盗むなどの、悪い行為は決してしないそうです。

これは大将の教えがよく、近くの大正橋(たいしょうばし)の下には、悪事をしないよう、カッパの監督までおいているからだと言います。

スタッフK
スタッフK

大円寺川のガータローは、えらいりこもんたいね〜。
(大円寺川の河童は、とても利口なんだね〜。)

画像:水神社(みずじんじゃ) 祭神:河童

現在の社殿は、河川改修工事により、元の場所より少し北東に移動し、改築されたものです。

夏バテにはきゅうり!

さて、河童の大好物として有名なキュウリは、水分やカリウムが多く含まれています。カリウムは利尿作用があって、そのため体が冷えるので、暑い季節におすすめな食材です。

キンキンに冷やしたキュウリや、五島の郷土料理の冷や汁は、暑くて食欲がない時に、あっさりと食べれるので良いですね〜。

五島に移住やお引越しをお考えのみなさま、アッカ時期やけん、夏バテせんごと気をつけましょう。(暑い時期だから、夏バテしないように気をつけましょう。)

冷や汁

薄い小口切りにしたキュウリに、味噌をまぜてもみこんで、しんなりしたら冷水を加え、千切りにしたシソ、ほぐした焼き魚の身をいれて味をととのえてから、ごはんの上にかけて食べる郷土料理。氷をいれたり、麦ご飯にかけて食べてもおいしいですよ~。

五島列島への引越しはアイランデクスへ

今回のコラムでは五島のカッパ伝説についてお話しました。五島には他にもたくさんの伝説や昔話が残っています。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね♪

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